島内未来

島内未来
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秋田県出身、山形県在住の大学3年生。株式会社FromToのインターンとしてインタビュー記事やコラムを執筆中。ライティングをはじめ、得意なグラフィックレコーディングやイラストを掛け合わせた記事や作品作りで活動の幅を広げている。今後は全国のワーケーション施設を巡りながら、文字とビジュアルで地域の魅力を発信していくことが目標。

【移住者に聞いてみた】「移住に導いたのは人との出会い」と語る、長野県塩尻市在住 湯浅章太郎さんの移住論

今回のflatoの移住者インタビューでは、長野県塩尻市在住の湯浅章太郎さんにお話を伺いました。 生まれも育ちも東京で、地方生活に興味を持ちながら会社員時代を過ごしていた湯浅さん。前職で参加したイベントでの出会いが導いた、塩尻への移住について語ってくれました。 面白い人が集まる地域で送る充実した生活 ー現在の仕事について教えてください。 「Localist Tokyo」というFacebookグループで、都内でのイベント企画・運営をサポートしたり、地域に関心がある東京在住の人同士がコミュニケーションを取れるコミュニティを作ったりしています。 今は長野県塩尻市に住みながら、オンラインイベントの配信やライブ交流会の開催に力を入れています。 ー普段はどんな生活をしていますか? 「人との交流」を意識した生活ですね。 今は都内との行き来が自由にできないため、塩尻市の方と関わる機会が多くなりましたね。 例えば、「東京に行けないからこそ、塩尻の皆さんとコミュニケーションをもっと取りたい」と思い、4月に市内のレタス農家さんのところに収穫作業を手伝いに行きました。普段は出会えない地元の農家さんと交流し、生活についてお話を聞くことができました。 また、基本的にイベントの開催時間に合わせて生活しているので、「遅寝遅起き」になりがちです。生活習慣が乱れることもありますが、充実した毎日を過ごせています。 ーオンラインとオフライン、2つの交流を楽しんでいるのですね。塩尻のどこが気に入っていますか? 「自分にとって面白い人」がたくさんいることですね。 塩尻には、市が運営する「スナバ」という施設があります。一言で説明するのは難しいのですが、コワーキングスペースの機能を持った、行政と市民の事業共創拠点と言えばいいかな? そこに出入りする会員さんや運営スタッフの皆さんは僕にとって面白い人が多く、お互いにやりたいこと自身の事業課題を共有しながら交流する場になっています。 新しいものをまちに生み出していこうとする画期的なアイデアを持つ人もいて、こうした施設がある塩尻は素敵な街だと思います。 何事にも興味を持って、理想の実現に努めた東京時代 ー「Localist Tokyo」を立ち上げるまでに、都内で5回も転職をしたそうですね。 はい。「今どのような仕事がしたいか」を第一に、そのときに応じて仕事先を選び、分野にとらわれずに転職を重ねていました。例えば、広告代理店やスマートフォンアクセサリーのバイヤーなど。 思い返してみれば、「働かされている」という感覚がなく、自分に合った居場所を常に求めていたのかもしれません。 ー5回の転職で行き着いた前職では、どのような仕事をしていましたか? 大手人材会社で公共事業を運営するを担当し、都内の若者の地方就職をサポートしていました。 しかし、東京以外の地域をテーマにした事業には携わったこともなく知識もなかったため、勉強をしに地域のイベントに積極的に参加しました。気づいたら100回以上行ってましたね(笑)。 この努力のお陰か、学生向けの就職イベントの企画運営を任されるようになりました。 ー熱量がすごいです!そこまで一生懸命に取り組めたのはなぜですか? 「良い仕事をするためには、まず業務に興味を持つことが大事だ」という、広告代理店時代の上司の言葉を教訓にしているからです。 実際にクライアントさんに「良い採用ができました」と感謝された喜びが忘れられず、「売上を上げるよりも、やりがいのある仕事がしたい」と思っていた自分の心に深く刻みつけられました。 どんな仕事も興味を持って理解することで、クライアントさんの課題をジブンゴトとして考えることができるようになり、結果的に仕事に対して真剣に取り組むことができたんです。 するつもりのなかった移住へ導いた「人との出会い」 ーその後、独立して「Localist Tokyo」を立ち上げることになった経緯を教えてください。 地域活性化や移住などをテーマにしたイベントに参加している中で、自分と同じように地域に関心を持つ人は多いものの「都内で情報交換をしたり、コミュニケーションを取ったりする場所がない」と気づき、お互いに交流できるような場作りに踏み切りました。それが「Localist Tokyo」です。 試しに交流会をおこなうとイベントの告知から約4時間で定員数に達し、需要は予想以上でした。「Localist Tokyo」を本格的に始動させたのはそこからですね。 ー率先して場を作る姿勢が素敵ですね!それから、塩尻に移住したきっかけは何ですか? 後に、古民家をリノベーションしたシェアハウス「信州塩尻中山道贄川 宿場noie坂勘」を作った たつみ かずきさんのイベントに参加したのがきっかけです。 イベントを通じて交流を深めていくうちに、「塩尻でシェアハウスの開業をする」という話を聞いたんですよ。 ちょうどその頃、サラリーマンをやめて独立して、地域と東京の人をつなぐイベントやコミュニティ作りの仕事をしようと考えていたので、仕事に生かすためにも地域に暮らす経験をしたかったんです。たつみさんは地域の面白そうな人とつながっていたので、僕もそこに参加するのが地域に溶け込む近道だと考えました。 ー移住の決め手は「人」だったんですね。 はい。「『Localist Tokyo』をより発展させるための知識や経験を得られるはずだ!」とワクワクして塩尻に移住しました。 ちなみに、僕がそのシェアハウスの住民第一号です(笑)。 実際、塩尻での毎日が楽しく、「移住してきて良かった」と改めて実感しています。 移住のスタートは「人探し」がおすすめ ー移住前後で、自身にどのような変化がありましたか? 近隣住民とのコミュニケーションの取り方が変わりました。 東京では近隣住民との交流は一切なく、顔も知らないのが当たり前だったのが、塩尻では無意識のうちにコミュニケーションを取っていました。 あるとき、近所のおじいちゃんおばあちゃんの様子を見にいったところ、家の中に呼ばれて1~2時間も話したことがあったくらいです。 地域全体で互いの生活を支えていこうとする田舎特有の距離感の近さが、東京とは大きく異なるところですね。 ー東京ではなかなか味わえない体験ですね。 また、地域のお祭りに参加したときには、高いところでの作業が苦手なおじいちゃんおばあちゃんを手伝ったところ、とても喜んでくれました。 行動や言動でみずからコミュニケーションを取りに行く重要性を理解し、「挨拶」をファーストステップに積極的な地域住民との交流を心がけています。 ーありがとうございます。今、移住を検討している人に伝えたいことは何ですか? 「地域や移住先の住まいなどを探すよりも、まず先に『人』を探すこと」です。 人との出会いから、仕事や生活が大きく変化します。実際、自分が塩尻に移住したことで、都内で生活していたよりも日常が豊かになりました。 ぜひイベントや交流会への参加から、「この人となら関わりたい」と思えるような人を探してみてください。 ―最後に、移住を検討するどんな方の相談に乗れると考えていますか。 移住する前の準備に悩んでいる人です。 例えば、「相談できる相手がいない」と悩んでいる人に、移住先に出向かなくても真剣に移住を視野に入れることができる方法。 さらに、相性が合いそうな人をつなげて『人』探しの仲介をすることもできますよ。 ▼flatoはこちらからアクセス https://flato.jp/ ▼湯浅章太郎さんへの移住相談はこちらから https://flato.jp/users/32/profile インタビュー:青木空美子 文:島内未来 編集:りこぴん

【移住者に聞いてみた】「地域に根ざした仕事がしたい!」石川県加賀市在住 篠崎健治さんが掴んだ念願の夢

今回のflatoの移住者インタビューでは、石川県加賀市在住の篠崎健治さんにお話を伺いました。 幼い頃から地方への関心が高く、全国転勤の銀行員として充実して働きながらも、「地域に根ざした仕事をしたい」という夢と葛藤していた篠崎さん。 加賀への移住につながった”偶然の出会い”について語ってくれました。 地域に密着したストレスフリーな生活 ー現在の仕事について教えてください。 フリーランスとして、まちづくりや場づくり関連の会社でコンサルタントをしたり、不動産設計会社でバックオフィスを担当したり、前職(銀行員)の知識を活かして会計事務もしています。 また、まちの産業観光イベントの事務局として、地域を盛り上げるためのイベントの企画を務めるなど、幅広い活動をしています。 ーかなり幅広い活動で忙しそうな印象を受けますが、普段はどのような生活をしていますか? 平日休日関係なく仕事をしていて、どの仕事にも熱を注げるように1日ごとに作業内容を分けながら働いています。 休み無しのハードなスケジュールというわけでもなく、セルフマネジメント力が必要ですが、フリーランスならではの柔軟な調整でストレスを溜めない生活が送れています。 ー生活の中で、特に気に入っているポイントは何ですか? 「山中温泉」という温泉街の共同浴場『総湯』です。 家が温泉街に近いこともあり、自宅の風呂かのように頻繁に利用しています。 仕事で疲れた体を癒やせるだけでなく、地元住民とすぐに打ち解けられ、「地域に密着している」と実感できるので気に入っていますね。 ーそれは面白いですね。 例えば、商売を営む方と話すと、加賀市に根付いた商売文化を理解することができますし、知らず知らずのうちに住民の小話が聞けるのも、ローカルならではの面白さです。 「地域のためになる仕事がしたい」葛藤の銀行員時代 ー前職では、銀行員として金融機関に勤めていたそうですね。 はい。大学では経済学を専攻し、また、兄と姉が銀行員だったこともあり、この仕事に就きました。 ー入社まもなく秋田県に住むことになったそうですが、見知らぬ土地へ行くことに抵抗はありませんでしたか? いえ。むしろ、全国各地で働きながら生活ができる制度に惹かれて就職したので、すんなりと受け入れることができました。 生まれも育ちも横浜で、幼い頃から「地方ののどかな自然や雰囲気を体感してみたい」と漠然と思っていたんです。 ー都会にはない、地方ならではの魅力を感じてみたかったんですね。 そうですね。実際に住んでみると、雪が降る光景に感動したり、秋田県民の人柄を知れたりと刺激的な毎日でしたね。 一方で、シャッター商店街の景色や人の少なさを目の当たりにし、衝撃を受けました。 このような光景はニュースで見たことがありましたが、リアルに地方衰退問題の深刻さを痛感させられ、そこから「自分がこのような地域のためにできることはないか」と考えるようになりましたね。 ーその想いが強くなったきっかけは何ですか? 偶然、秋田で東京の高校時代の同級生に会ったことです。 彼は、自ら興味を持って地元でもない秋田に訪れ、地域を盛り上げようと地域おこし協力隊として活動していました。 詳しく話を聞き、その壮大な活動内容や活動に対する想いをいきいきと語る彼の姿に、僕の胸が熱くなったんです。 そこから「自分も地域のためになる活動がしたい!」という想いがはっきりと芽生えました。しかし、すぐには実行できず、「会社を辞める勇気なんてない」とただ悶々とするばかりでした。 偶然見つけた投稿をきっかけに叶えた、理想の働き方 ーそんな中、今度は福井県に転勤することになったそうですね。 はい。知らない土地で新たな発見やつながりを得られると思うと、ワクワクが止まりませんでした。 実際に生活してみると、福井は秋田よりも規模の小さい地域だったので、住民との関係性を早く深められ、友達もすぐにできました。とても居心地が良かったですね。 ー秋田とはまた違う生活を体験できたんですね! ですが、仕事の面では、次第に仕事自体のやり方に違和感を持つようになりました。慣れが生じてしまったせいか、上司のハンコをもらうことに意識が向いてしまって、お客さんのためになっているかどうかに悩みを抱えるようになりました。 仕事自体は楽しかったのですが、職場では心の拠り所となる仲間が一人もいなく、息苦しさを感じていたんです。 ー生活と仕事にギャップがあったのですね。 そうですね、そこで「地域に関わる仕事だったら楽しんで働けるはずだ」と、思い切って 働き方にシフトすることを決意しました。 ちょうどそのころ、「銀行員の仕事は安定している反面、将来の道筋が逆算的に見えてつまらない」と感じていたので、ちょうどよい機会だと思いましたね。 ーそこから、石川県加賀市への移住に至ったきっかけを教えてください。 友人がFacebookでシェアした、『Next Commons Lab』という団体の投稿をたまたま見たことです。 投稿には「ポスト資本主義」「移住先で自ら生業を作る」といったプロジェクトの内容が書かれてあり、見た瞬間に「こういうのがやりたかったんだ!」と気持ちが高ぶったのを覚えています。 また、拠点の石川県加賀市は福井に近かったため、「コミュニティとも継続して関わることができる」と思い、説明会に参加してみることにしました。 そこからトントン拍子で採用が決まり、気がついたら1ヶ月後には移住。今までやりたかったことが一瞬にして叶ったので、驚きましたね(笑)。 目的意識を持って移住の実現へ ーついに、長年抱えていた夢の実現に乗り出したんですね!実際に移住してみてどうでしたか? はじめは、仕事に慣れるのに苦労しましたね。 最初に担当したのは、地域おこし協力隊の制度を利用した「移住起業家を募集する」仕事。加賀市に移住して間もない自分にはハードルが高く感じられました。 実際、経験やノウハウがないまま、移住者を呼び込む施策を考えるのはとても大変でしたが、やりがいがあり楽しかったです。 ー移住前後で、自身にどのような変化がありましたか? 仕事に対する意識が明確に変わりました。 たくさんの人や環境に触れていくうちに、本当に自分がやりたかったことが何かが少しずつわかるようになりました。地域を元気にするのは「ヨソ者・若者・馬鹿者」とよく言われますが、自分の中であんまりしっくり来ていなくて、本当は全部逆だと思っています。自分のような移住者は、いかに地域に寄り添いながら、地元の人・コト・モノをいかに輝かせるかが大事だと考えています。地域に足りないものを突きつけるのではなく、一緒に探せるようにフットワーク軽く精力的に仕事に励んでいます。 ーありがとうございます。今、移住を検討している人に伝えたいことは何ですか? 「移住の目的を明確に持とうとすること」ですね。 移住は一つのライフイベントで、誰もがすぐに実行できるものではないでしょう。実際に、私が約5年間も想いを抱いていたように、新たなスタートを切るまでにとても長い年月がかかりました。 しかし、「なぜ移住をしようと思ったのか」「移住したら自分はどうありたいか」を考えたことで、次第に目的意識を持つようになり、確かな行動に変わっていったんです。移住は、ゴールではなく手段であって、人によっては長い人生における実験の一つくらいなのかもしれないので、ビジョンを持つこと(今はなくてもビジョンを持とうとすること)が大事だと思っています。 試しに、「どうありたい?」と「なぜ?」を持ってみることから始めてみてください。自分の中で、何かしらの変化が生まれるかもしれません。 ―最後に、移住を検討するどんな方の相談に乗れると考えていますか? 地方での仕事の作り方に興味があったり、テレワークをきっかけに地方移住を考えたりしている人、また、かつての自分のように今の立ち位置に違和感を抱えている人です。 やりたいことを実現させるには勇気が必要ですが、実現後のイメージをポジティブに感じられる支えになりたいと思います。 また、相談を通して「一緒に働きたい」と思ってくれるような方が出てきてくれたら嬉しいですね! そんな仲間と、この記事を通じて出会えたら何よりの幸せです。 ▼flatoはこちらからアクセス https://flato.jp/ ▼篠崎健治さんへの移住相談はこちらから https://flato.jp/users/239/profile インタビュー:青木空美子 文:島内未来 編集:りこぴん

【イベントレポート】地域を知り、地域に入り込む暮らしとは??~次の暮らしを考える交流会~

最近、地方移住への関心が高まる中で「地域や移住に興味はあるけど、地域になじむのは難しそう」と感じる方が多くなっています。 そんな不安を払拭するため、2020年8月5日にオンラインイベント 「地域を知り、地域に入り込む暮らしとは??~次の暮らしを考える交流会~」を開催しました。   これまでと同様、株式会社はじまり商店街様、同社代表の柴田大輔さん全面協力のもとイベントが開催しました。 今回のゲストは、「地方複住」「居候男子」という肩書きを持ち、今まで国内20の地域に滞在した木津歩さん。ユニークなアイデアで地域に溶け込む木津さんのお話は必見です! ▼flatoはこちらからアクセスhttps://flato.jp/ 「地方複住」で地域にコミットした事業を展開 最初に木津さんが語ったのは「居候男子」の実態と、地域住民との関係性を深めていく方法について。 「居候男子」のはじまりは、友人からの誘い。当時勤めていた建築設計事務所の仕事を辞めたタイミングで、「うちのシェアハウス住む?」と誘われたことがきっかけだったそうです。その後、別の友人からヘルパー募集を聞き、拠点を移動。 多拠点生活の楽しさに次第にハマっていき、「居候男子」と自身で名付けて活動し始めた木津さん。仕事は知り合いから紹介してもらったり自分で探したりしながら、国内各地に約1ヶ月ごとに滞在する生活をしていたそうです。 独立後に掲げたテーマは「地方複住」。根無し草のように各地を転々とする「線の滞在」から、以前訪れた地域を積極的に再訪する「円の滞在」へと移行していきました。 現在は、都内の映像制作会社『AOI TYO Holdings』にある事業研究開発チーム『Pathfinder』でテレワークをしながら、業務分野の1つの「地方」を担当し、事業の研究開発をしています。チームの中で木津さんは「ローカルリエゾン」という役割を担い、まちのコミュニティに関わりながら地域の現状や課題などをリサーチしたり、珠洲市の歴史を学んだりしているそうです。 さらに、珠洲市に友人が訪れた際には、まち案内や現地に住む人の紹介などもしています。 移住場所は、人のつながりで決めるのが木津流 ここからは、木津さんが参加者の質問に答えていきます。 ー『関係人口契約』って何ですか? 木津「まず関係人口とは、地方創生の文脈で近年注目されている、交流人口と移住人口の間の人口を定義したものです」 宮城「つまり旅行以上、移住未満ですね」 柴田「関係人口の言葉の定義はあいまいで、各自治体が解釈しながら使っているため理解するのは難しい」 木津「関係人口契約とは、僕が兵庫県香美町のNPO法人と結んでいる契約です。定義が曖昧な関係人口をあえて契約によって定めて、(主に遠隔で)様々なプロジェクトを一緒に進めています」 ー拠点を変えるときの決め手を教えてください。 木津「知り合いや友人の紹介ですね。『面白い』と思った人との交流に軸を置き、新しい発見を求めて多拠点生活をしています」 ー「円の滞在」(以前訪れた地域で再び暮らす)にしたことで、どのような変化がありましたか? 木津「地域に住む方の受け入れ方が変わりましたね。その地を離れてから仕事のお誘いをいただいたり、コミュニケーションの深度が上がったように思います」 柴田「会う回数とコミュニケーションによって、信頼度が上がりますよね」 ー珠洲市の魅力は何ですか? 木津「住民が皆、『珠洲市がどんな場所か』を詳しく語れること。エリアごとに独自の特徴や文化を持っていて、地域住民と話をする度に新しい発見があります」 ーこれから移動生活をする人に何かアドバイスはありますか? 木津「心と体の状態を保つことですね。1ヶ月おきに地域を移動する中で、次第に心と体が疲れていくので、生活のルーティンを守る必要があります」 柴田「拠点を移る前にあらかじめ次に訪れる地域とのつながりを作っておくのがいいですね」 ーどんな場所に住むのがおすすめですか? 木津「シェアハウスやゲストハウスがあるところですね。シェアハウスの仲間がいる安心感の中で、地域住民との交友関係・人脈を広げていくことができます。同時に、生活費や滞在費を抑えることができるのでおすすめです!」 地域に合うのは、人と関わることが好きな人 ここまでの時間でかなり盛り上がったため、パネルディスカッションが短くなったのですが、一つだけピックアップして回答しました。 こんな人が地域に合う 木津さんによると、「人付き合いが好きな人が地域に合う」とのこと。地域の規模が小さいほど関係性が深くなるため、交流やイベントへの参加を心から楽しめる人は合っていると考えています。 それに対し参加者は、「コミュニティ内での距離感は、地方都市くらいの規模の地域で取るのがちょうどいいのかもしれないですね」とコメントしました。 ------ これを機に、木津さんのような居候体験に興味や関心をもった方が多いはず。当社サービス『flato』では、木津さんに地方生活のことを直接相談ができるので、ぜひ一度サイトへアクセスしてみてください。 次の開催は8月25日、逗子のアットホームな雰囲気が漂う心地よいお店、「アンドサタデー」の庄司健吾さん、真帆さん夫妻に登壇いただいたイベントをレポートします!逗子を活気づける数々のイベントを開催したり、まちのガイドブックを制作したりと注目のゲストです。 お楽しみに! ▼木津歩さんへのオンライン移住相談はこちらからhttps://flato.jp/users/56/profile 文、グラフィックレコーディング:島内未来

【イベントレポート】地域とつながるはじめの一歩~自分に合った暮らし方・働き方・はじめ方を始めよう~

テレワークが普及し始め、地方移住への関心が高まっている今、「地域や移住に興味はあるけど、何から始めればいいんだろう?」と思う方が多いのではないでしょうか。 そんな悩みを払拭し、より気軽にはじめの一歩を踏み出してもらえるように、2020年7月29日にオンラインイベント「地域とつながるはじめの一歩~自分に合った暮らし方・働き方・はじめ方を考えよう~」を開催しました。 第1回同様、株式会社はじまり商店街様、同社代表の柴田大輔さん全面協力のもと開催しました。 そして、今回のゲストは、東京と山梨で2拠点生活をしながら、はじまり商店街のコミュニティビルダーとして活躍する辻麻梨菜さん。辻さんの、はじめの一歩を踏み出すまでの過程や、踏み出した後のエピソードは驚くものばかりでした。 ▼flatoにはこちらからアクセスhttps://flato.jp/ 「地域とつながる」はじめの一歩を踏み出す方法 最初に辻さんが語ったのは、地域で仕事をする「きっかけ」(=はじめの一歩)や、踏み出すための具体的な方法について。 辻さんは、地元の山梨を軸に地域に関するイベントを多数開催していますが、もともとは東京在住で東京の会社に勤務していました。 そんな中、地元山梨で仕事することになったのは、以下の2つがきっかけだったそうです。・東京での勤務中「何のために働いているのか」と、自分の働き方に違和感を覚えた・母校の統廃合を知って心寂しくなり、「地元のために何かできることはないか」と考えるようになった はじめの一歩①:地域のイベントに参加する ここで、辻さんが実践した「はじめの一歩」を2つご紹介します。 1つ目は、”地域のイベントに参加する”こと。『Peatix』で地域に関するイベントに片っ端から参加し、宮崎県への移住希望者向けや子育て世代向けのイベントにも参加したこともあったそうです。 ですが、自分が参考にしたい「山梨を拠点に活動する人」が一向に見つからず困っていた辻さん。あるイベントで出会った方から、「理想像となる人がいないのなら、自分がやればいい」という言葉をかけられ、それをきっかけに「自分はどんなことがやりたいのか」「どのように活動を始めればいいのか」が少しずつわかるようになってきたそうです。 モヤモヤしていた中でもらった1つの言葉が、辻さんの背中を押してくれたのでしょう。「すでに実践している人の真似ばかりしなくて良い」ということに、参加者も深く頷いていたようです。 はじめの一歩②:「地元のために何かしたい!」と言い続ける 辻さんは、地域で仕事がしたいと「思う」だけでなく、「地元のために何かしたい!」と周りの人に言い続けたことで、思い描く活動が実現していきました。 はじめて企画・開催したのは、以前働いていた東京の会社の山梨出身者だけで集まる「山梨飲み」。月に1回、都内で山梨ご当地料理が楽しめる店「山梨居酒屋」を会場に、同じ県民同士で交流を深めつつ語り合う場を開いていたと言います。 その後、地元商店街のワークショップにゲストとして登壇。当時はまだ何も理想を形にできていなかった段階で、「私はこんなことを実現させたい」とひたすら熱く語ったそうです。 このイベント登壇によって、若い世代を応援してくれる人や地域活性を望んでいる人がたくさんいることを知り、「地域のためにもっと頑張りたい」と活動意欲が増した原点となったと辻さんは語りました。 熱い言葉が人々の心に届き、次第に辻さんの大きな原動力に変わっていったんですね。 チームワークの良さが光る、地域愛にあふれたイベント作り   その後「Yamanashi LOOPS」と名付けて、都内の山梨出身者や山梨愛好家の人たちが集まるイベントを開催。山梨に関する情報を共有したり、実際に山梨に赴いて暮らしを体験するコンテンツを作っていたそうです。 しかし、当時は東京のみでの生活。このような活動と東京での仕事との両立は難しく、この頃から山梨との二拠点生活を検討し始めました。 そんな辻さんのですが、はじまり商店街のイベントこそがターニングポイントとなったそうです。 イベントで、東京と山梨の二拠点生活をしているゲストに出会ったり、柴田さんに声をかけられてイベントを企画運営したりと、はじまり商店街が今の辻さんの一部となっているのです。 実際に運営に携わったメンバーは今でも辻さんと活動を共にするほど、それぞれが地元の魅力を再発見し、「地元を盛り上げたい」という気持ちが高まった機会になったそうです。 念願の二拠点生活を実現 柔軟な働き方が可能な会社へ転職し、東京と山梨の二拠点生活をスタートさせた辻さんですが、とあるイベントをきっかけに「移住者と地元住民の間に見えない壁がある」と気づいたそうです。 北杜市の人は移住者を「新住民」、地元住民を「旧住民」と呼ぶことを知り、「なぜ同じ地域の住民を、いつ住み始めたかで区別するのか」と違和感を覚えた辻さんは、自分自身が地元民でありながら地元の外でも生活した両者の感覚をもつ「ムラサキ」な存在であることに気づきました。 紫色が赤色と青色を混ぜてできるように、地元住民でありながら地元外の感覚両方を持つ辻さんのような存在は、北杜市に限らず多くの地域で必要とさせるはずです。 辻さんの記事「私は、ムラサキ。」http://tenro-in.com/mediagp/87571 ムラサキ人材としての活動 辻さんがムラサキ人材としておこなった最初の活動は、「お寺のこれからを考える会」の開催。 昔、お寺は地域に密接した活気のあふれる場所でしたが、今はほとんど利用されなくなっているという問題に着目して開いたイベントです。 「お寺を活気あふれる場所にするにはどのように工夫すれば良いか」を地元住民と移住者が一緒に話し合い、アイデアを出し合うことで、新旧の壁を越えた関係を築けたそうです。 また、初回の企画に留まらず、「白州に居酒屋のような場所があったらなあ」という住民の声をもとに、新たなイベントを開催。 ”白州には居酒屋が少ないけど、いざ作るとなると騒音が生まれて近隣に迷惑がかかる”という問題を考慮し、空きスペースを使った交流会を地元住民と移住者と共におこないました。 イベントが好評だったこともあり、そこから発展して、「住民みんなでまちづくりについて考える会」が生まれたそうです。 目下の目標は、白州のプラットフォーマーになること。その活動の一つとして、はじまり商店街でイベントを多数開催しており、それらのイベントを見て宮城は「好きなことを発信するって一番継続できる力ですよね」とコメント。 辻さんの地域愛あふれる積極的な活動は、きっと多くの人の心に届くのでしょう。 コミュニティマネージャーとして白州をさらに盛り上げる 加えて、辻さんは多拠点居住のできる新しい賃貸サービス「niclass」のブレンダーも担当しており、その中で各地域を盛り上げていくことが今後の展望だそうです。 その活動の1つが「暮らしを体感できるデリ」。地元の農産物を扱った料理から地域の暮らしや歴史に触れられる店を作ることで、空き家を利用した新しい商いの場所を増やし、人通りの少なくなった通りに活気を取り戻すというものです。その構想の実現が今から楽しみですね。 辻さんの活動を伺ったあと、参加者との質疑応答がおこなわれました。 「イベントを開催する上で、集客に不安を感じないのですか?」 もちろん不安です。はじめは、確実に参加してくれる人を予め確保して集客の不安をやわらげるなど工夫をしていました。 その後、「地元愛」をテーマにしたイベントで、予想以上の参加者が集まってくれたことで自分の活動への自信になり、不安は次第になくなっていきましたね。 「新住民と旧住民をつなげるときに生じる壁について、どう思っていますか?」 無理に両者の関係性を深めようとは思っていません。交流したいと思う人もいれば、交流を求めない人もいますから。 その人たちの気持ちを考慮しながら活動を広げていくことは、今も難しい点だと感じてます。 柴田さんと宮城は辻さんの一連の話を聞いて、「行動力がすごい!」と驚いていました。 続けて宮城が「ムラサキ人材と交流することで、移住の不安も和らぎそうですね」と言うと、「実際に、自分自身がムラサキ人材を探していたという過去の経験もあり、これからはそのような悩みを抱える多くの人の支えになりたいと思っています」と今後に対する自身の想いを語ってくれました。 そして当時の苦労から、「活動前にflatoがあったら絶対利用していた」と辻さんがコメントしてくださいました。そんな『flato』に少しでも興味を持った方は、ぜひ一度サイトへアクセスしてみてください。 次回は、「地方複住」「居候男子」というユニークな肩書きを持った木津歩さんに登壇いただいたイベントについてレポートします! お楽しみに!   文、グラフィックレコーディング:島内未来

【イベントレポート】地域で暮らす可能性を相談しよう~ふるさと開拓相談サービス「flato」のはじまり~

最近、テレワークの普及化に伴い、地方移住の関心が高まってきています。しかし、移住後の生活や仕事への不安で、移住へのハードルが高いと感じる人も多いのではないでしょうか。 しかし、地方移住はもっと身近なものであっていいはず。そう感じてもらうため、2020年7月6日にオンラインイベント『地域で暮らす可能性を相談しよう~ふるさと開拓相談サービス「flato」のはじまり~』を開催しました。 場の賑わい作りやコミュニティ支援をする株式会社はじまり商店街様の全面協力、そして同社代表の柴田大輔さんのファシリテーションのもと、大変盛り上がるイベントとなりました。 そのイベントの様子をレポートします! ▼flatoにはこちらからアクセスhttps://flato.jp/ 『flato』=地方移住版OB訪問? 今回のイベントには、全国各地から参加者が集まりました。オンラインイベントならではですね。 参加者に参加理由を聞いてみると、地方移住をした方からは「地方の暮らしの良さを知ってもらいたい」と、地域に関心を持つ学生からは「将来フリーランスとして多拠点生活をしたい」という回答。 その中の「テレワーク化を機に東京を離れ、地域創生に関わる副業をやってみたい」という回答に対し、柴田さんが「まさに、今回のイベントはそんな方にぴったりですね!」と合いの手を入れ、場の雰囲気をにぎやかにしてくれました。 また、『flato』をすでに知ってくれていた方はわずかで、「『flato』について知りたい」という興味で参加してくれた方がほとんどでした。 『flato』はいわば地方移住版OB訪問。移住経験者にリアルな移住体験談を話してもらったり、お悩み相談に乗ってもらったりすることで、移住がもっと気軽なものになります。 例えば、移住を検討するデザイナーが、移住経験のあるデザイナーに移住後の仕事について聞くことができます。いわゆる「先輩」に話を聞くことで、移住後の仕事や生活に対する不安が和らぐはずです。 地方の仕事&生活のリアル 柴田さん、そしてFromTo宮城の2名によりおこなわれたパネルディスカッション。上記の話題の中から、特に関心が高かったものについて話していきました。 地域で仕事の作り方 柴田さんによると、・地域おこし協力隊になる・地域の中心人物とつながる・地域の副業を推進するメディアを調べる・行政の窓口を訪れるの4つの方法があるそうです。 中でも、地域おこし協力隊の任期を終えた人は、「地域に関わりたい」という想いから、ゲストハウス運営や起業などさらに地域に根ざした事業をしていく傾向があるのですね。 また、地域の副業を推進するメディアの中でも、柴田さんのオススメは『日本仕事百貨』。地域密着型の仕事の求人やコラムが掲載されているので、仕事探しに役立つかもしれません。 一方、静岡県浜松市を拠点に活動する宮城からは、「地域の中心人物と関わることは大事」という意見がありました。特にフリーランスは、人のつながりから仕事が生まれることがあり、浜松でもそのような例が多いそうです。 二拠点・多拠点生活 宮城は、浜松と東京の二拠点生活を経験し、あることに気づいたそうです。それは、「東京を拠点にしなくてもいい」ということ。 浜松から東京へ訪れるときにはオフィスに寝泊まりし、かつ東京では仕事しかしていなかったため、「これでは出張と変わらない」と、東京が拠点である必要性を感じなくなったそうです。 また、柴田さんによると、近距離二拠点生活を始める人が増えているそう。これにより、家賃だけでなく交通費などのコストも抑えられるというメリットがあります。 多拠点生活の際、宮城のオススメはゲストハウスやホステル等の活用。地元の人や観光しに来た人と気軽につながり、コミュニティを広げることができるからだそうです。補足するように、柴田さんは「観光ではなくリアルな生活体験から、土地との相性を決めてみるのもいいですね」と、移住先選びの観点からゲストハウス等の活用方法について教えてくれました。 いつか住みたい街 柴田さんのアイデアで参加者の皆さんに聞くと、伊豆半島、瀬戸内海の沿岸、長崎…とさまざま。面白いことに、関西から西のエリアがほとんどですね。 移住したら、自分を必要としてくれる人が増えた ここからは、参加者の質問に答えていきます。 移住して良かったことは何ですか? 「たくさんの人に必要とされること」と迷わず回答。浜松に移住してから、「一緒に働きたい」「こんな仕事をしてもらいたい」と言われるようになったそうです。 これこそ、地域とのつながりで得たものですね。 移住先で人気の地域はどこですか? 宮城はIT系に特化して、ワクワクするような地域という理由で「九州、特に福岡県福岡市」と回答しました。柴田さんが挙げたのは広島県。自治体だけでイベントを開催できるほど、勢いのある地域だそうです。 本業+地域で副業(第一次産業)という働き方に対してどう思いますか? 「いいですね」とうなずく宮城。実際、そのような働き方を望む人が増えているそうです。そして、「今後、第一次産業がIT化されていったら面白そうですよね」という宮城の意見に対し、柴田さんも共感していました。 『flato』から地方移住を盛り上げよう イベントの最後に、宮城から一言。 「私たちは定住を勧めているのではありません。あらゆる地域に住むことで得る、楽しさの価値を提供したいんです。すでに移住した方がいましたら、非公認観光大使として一緒に『flato』を盛り上げていきましょう!」 この想いに共感する参加者が多く、そのうちの1人が「移住先の仕事探しの不安が、解消された気がする」とコメント。このイベントを通して、移住へのハードルが少し下がった方もいるようです! また、今回のイベントの様子をグラレコしました。こちらもあわせてご覧ください! 次回のイベンのタイトルは、地域とつながるはじめの一歩 〜自分にあった暮らし方・働き方・はじめ方を考えよう〜。どんなイベントになるのか楽しみですね!

【移住者に聞いてみた】「移住のきっかけは何でもいい」新潟県在住 草間沙織さんがそう語る理由

flatoの移住者インタビュー第2弾! 今回は、新潟県在住の草間沙織さんにお話を伺いました。 東京で義務感に駆られて仕事をするようになり、都会の生活にどこか違和感を感じ始めた草間さん。 いくつかの選択肢の中から新潟県湯沢町を選んだそうですが、「移住のきっかけは何でもいい」と語る真意に迫りました。 二足のわらじで、移住検討者の一歩目をサポート ー現在の仕事について教えてください。 新潟県湯沢町で移住・定住支援と、ライフコーチングのコーチの2つをしています。 移住・定住支援では、移住検討者が実際に移住するまでの事前準備や暮らし始めた後のサポートをします。 相談を通して、移住検討者の多くが抱える仕事・住まい探しの悩みの解決に努めています。 またコーチングでは、コーチとして話を聞きながら、クライアントが一歩でも前に進めるように目標設定や自己理解などの支援をしています。 ー移住検討者に対して、どのようなサポートをしているのですか? 移住検討者が「移住後に何をしたいのか」という目的を、はっきりと言語化できるようにヒアリングを重ねています。 ここが、移住・定住サポーターとコーチングで親和性がある部分ですね。 「都会の生活が嫌になったから」「田舎の方が子育てしやすいと思ったから」という考えだけでは、結局移住に踏み込めないケースがほとんど。 その中で、移住後の生活や仕事を具体的にイメージしてもらい、新しい環境に抵抗なく住んでもらえるように心がけていますね。 ー今の生活の中で、気に入っているポイントは何ですか? 休みの日のドライブです。湯沢周辺の観光地を、自由気ままに巡るのはとても楽しいですよ。 また、自然の豊かさや天気の移り変わりを体感しながらの散歩やランニングも、気に入っているポイントの1つですね。 (写真左が草間さん) 自分の居場所がなくなっていった東京時代 ー以前勤めていた東京の会社では、どんな仕事をしていたのですか? 人材系の会社で、採用の外部委託を受けたり、社内研修を実施したりしていました。採用担当として自社の採用も担当していましたね。 繁忙期は終電で帰れたことが一度もなく、2~3時間睡眠の日々が続くくらい忙しかった時もありました。 ―まさに過酷な労働ですね。 はい。そんな中で、都会の生活に不満を感じ始めていました。 仕事自体は楽しく、やりがいを持って取り組めていたのですが、どこか物足りなく落ち着かなかったんですよね。 今振り返ると、仕事をはじめとするコミュニティでの「自分の居場所のなさ」が、その要因だったのかもしれません。 ーその居場所のなさを実感する出来事はありましたか? 離婚です。 これが私のターニングポイントでした。 夫を失い孤独になり、周囲の友人たちには「バツイチ」と腫れ物扱いされるようになりました。 こうした変化が、多忙な仕事のストレスと二重になって私を苦しめたんです。 そして、精神的・身体的不調を感じるようになり、ついには体を壊してしまいました。 ー想像しただけで心が痛くなりますね。それが移住のきっかけとなったのでしょうか? そうですね。 「この場所にいては危険だ」というSOSを察知し、居場所も仕事も思い切って変えてみることにしました。 「新しい場所で、新たな仕事や出会いを見つけよう」と決意したんです。 自分の「居場所」と「やれること」が湯沢町にあった ー移住先での仕事や住まいをどういう風に探しましたか? とある移住スカウトサービスです。 地域での移住に関わるイベントが充実していて、地域の相談者と繋がりやすかったので、多く利用をしていました。 ー実際に、どんな地域とつながりましたか? 主に、地域おこし協力隊や企業支援プロジェクトなど、求人募集をしている地域です。 中でも、気になった地域へ1回は行くようにしていました。 その地域を訪れることで「実際に住んでみたいか」「一緒に仕事がしたいと思える人はいるか」と見極める必要があったからです。 ー新潟県湯沢町に移住した決め手は何だったのでしょうか? 「自分にもできることがたくさんある」と思えたことですね。 今の会社である『きら星』で1日の仕事風景を見させてもらったり、移住者歓迎会に参加させてもらったりしました。 移住者歓迎会には移住者や地元の方が大勢集まっていて、移住者の方だけでなく、見ず知らずの私まで暖かく迎えてくれたことが本当に印象に残っています。 ここに自分の居場所があるように思えたんですよね。 そして話を聞いていると、湯沢町の取り組みと自分のやりたいことがマッチしていて、「この地域と自分自身にはまだまだ可能性がある」とワクワクしたため、湯沢町に決めました。 人生が豊かに感じられる移住生活をスタートしてもらうために ー移住前後で、草間さん自身にどのような変化がありましたか? 時間の使い方ですね。残業が少ない職場なので、時間に余裕が生まれました。 たとえば、今まで運動習慣のなかった私が、「せっかく時間があるからやってみよう」と散歩やランニングをするようになったこと。 また、自分の気分や体調に合わせて、予定を調整できるところがいいですね。 ーありがとうございます。今、移住を検討している人に伝えたいことは何ですか? 「移住のきっかけは何でもいい」ということです。 私自身ネガティブな理由から移住をしましたが、「今まで経験したことのない取り組みや人の出会いに触れることで、人生は豊かになる」と思っています。 移住のきっかけがポジティブかネガティブかは気にせず、移住後の充実した生活を想像してもらいたいです。 ―最後に、移住検討者のどのような相談に乗れるか教えてください。 移住に至るまでの情報収集の方法や、移住後の生活や仕事に関する悩みの解決ですね。 私のコーチング力を生かし、自分自身が満足できる移住の実現のためにサポートをしていきますよ。 ▼flatoはこちらからアクセス https://flato.jp/ ▼草間沙織さんへ移住相談をしたい方はこちら https://flato.jp/users/50/profile ▼草間さんが作成している相談プランはこちら \新潟県湯沢町への移住はお任せ/メリット・デメリットすべてお話します! \移住迷子さんに贈る/移住の羅針盤づくりお手伝いします!

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浜松は都会?田舎?地方在住フリーランスの暮らしに最適な理由とは?

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こんにちは! 静岡県浜松市で活動をしているフリーライターのNaoです。 私は2013年に東京から浜松に移り住みました。 移住生活も7年目となり、仕事を通じて浜松の暮らしやすさを実感しています。 そこで今回は「都会と田舎のいいとこどり」ができる浜松の魅力をお伝えします。 地方在住フリーランスに嬉しいメリットもたくさんあるので、移住を悩んでいる方はぜひ参考にしてください。 浜松は都会と田舎のいいとこどり みなさんは浜松というと都会と田舎、どちらのイメージをお持ちでしょうか? 私は東京から浜松に来たとき「想像していたよりも都会だな~!」と感じました。 浜松の中心地には商業施設や飲食店がそろっており、電車やバスなどの交通手段も充実しています。 駅周辺は夜でも明るく、人通りもあるので不安に思うこともありません。 その一方で広々とした公園が多く、少し足を延ばすと浜名湖やフラワーパークなど自然を満喫できるスポットがたくさんあります。 都会の利便性と美しい田舎の自然を同時に楽しめることが、浜松の魅力ですね。 商業施設がそろっている浜松駅前 移住してからは、都心と変わらない浜松の便利さに驚かされています。 浜松駅前には駅ビルのメイワンや遠鉄百貨店、ビックカメラなど大型の商業施設が隣接しています。 急に必要となったデジタル機器や取材先への手土産も手軽に購入できるため、いざという時も安心です。 私のおすすめスポットは、メイワン8階にある書店・谷島屋。 話題の新刊から専門書まで幅広くそろっているため、仕事に活用できる1冊が手に入ります。 エクセルシオールカフェが併設しているところも、フリーランスやノマドワーカーには嬉しいポイントです。 浜松市街を一望できるカフェで本を読んだりPC作業をしたりするだけで、最高の気分転換になりますよ。 リーズナブルな家賃で快適な環境に住める 地方在住フリーランスは自宅で仕事をする方も多いですよね。 私も在宅ワーカーなので、快適に過ごせる家選びにはこだわりました。 駅からの距離やコンビニの有無も重要なポイントです。 小学生の娘がいるワーキングマザーでもある私は、子供の通う小学校までの距離や通学路の安全性も気になりました。 さらに自分の生活に合う物件を選ぶ際には「家賃がいくらなのか」も外せません。 家賃は毎月かかる固定費なので、少しでも安いほうが嬉しいもの。 浜松は都心に比べると家賃が安く、ワンルームであれば3~4万円で借りられます。 ファミリー物件も、10万円前後からそろっています。 (ちなみに東京都渋谷区のファミリー物件の家賃は30万円以上……) 現在私は子供の小学校から徒歩5分、駅までは歩いて10分ちょっと、そしてコンビニは目の前という物件で生活中です。 「この暮らしは、都心ではなかなか手に入らないよね」と地方在住フリーランスの生活を満喫しています。 東京、大阪へも新幹線で約1時間半 浜松駅には東海道新幹線が停車するため、東京にも大阪にも約1時間半で行くことができます。 私はリモートワークで仕事をしていますが、定期的に東京のクライアントさんを訪問して打合せをしています。 東京や大阪に行くことで、トレンドを自分の目で確かめたりクライアントさんと直接話をしたりできるため、とても良い刺激になっています。 確かに距離はありますが、新幹線なら移動はあっという間なところも嬉しいですね。 子供が大きくなるころには、都心と地方の両方で活躍できる「2拠点フリーランス」になることが私の目標です。 そのため都心へのアクセスが便利な浜松は、私にとって最適な場所なのです。 最後に 今回は私が暮らす浜松の魅力を、地方在住フリーランスの視点からご紹介しました。 移住を考えるときには自分の目指す暮らし方をイメージして、交通の利便性や商業施設の有無、自然環境との近さをリサーチしてみましょう。 「地方は不便かもしれない」と不安を感じていても、実際に暮らしてみると意外と都心と変わらない生活ができるものです。 家賃の安さや人混みが少ないことなど、地方のメリットもたくさんあります。 本格的な移住をする前に、お試しで短期間暮らしてみるのもおすすめです。 生活をしてみることで、本当に自分に合う土地かどうかがわかりますよ。

【1ヶ月分の滞在費が無料!】ふらっと住0円体験キャンペーン受付開始!

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株式会社FromToが提供するふるさと開拓サービス「flato(ふらっと)」が、2020年6月限定のふらっと住無料体験者の募集受付を開始します。 キャンペーンの概要 応募期間 2020年3月4日(水)〜2020年3月11日(水) キャンペーン参加可能人数 8人 滞在期間 2020年6月1日(月)〜2020年6月30日(火)のうち最低28日間 滞在中にご協力頂きたいこと ・オウンドメディアの更新 ・弊社メンバーと一緒にコンテンツの制作サポート ・SNSでの発信 ・入居者、現地人との交流会の参加(BBQ等) 応募方法 1. flatoのTwitterアカウント(@flato_iju)をフォロー 2. キャンペーンツイートをリツイートし、滞在期間中にやりたいことをコメント 365BASE OUTDOOR HOSTELについて 今回のキャンペーンの滞在先である365BASE OUTDOOR HOSTELは、「アウトドア」をテーマにしたゲストハウスで、以下のように充実した設備となっております。 ・駅から徒歩4分 ・完全個室 ・洗濯機、冷蔵庫、ミニキッチン完備 ・共有部分のキッチンでは調理器具や調理家電、食器類等も充実 ・アウトドアグッズに囲まれたオシャレな環境 ・コーヒーやミネラルウォーターが無料 ・駐車場あり 通常であれば1ヶ月間の滞在では10万円(※)ほどかかってしまうのですが、今回のキャンペーンではなんと0円で滞在することが出来ます! ※シーズンや実際の滞在日数によって金額は変わります 【キャンペーン特典】ふらっと住体験ユーザー限定のサービス 今回浜松にてふらっと住をしてくれる方限定で、下記のオフィスを無料で利用することができます! はままつトライアルオフィス(浜松駅) 天竜トライアルオフィス(天竜二俣駅・二俣本町駅) 浜松市舞阪サテライトオフィス(弁天島駅) 上記オフィスについて詳しい情報が知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。 地方だからこその働き方ができる?!浜松市のワーケーションスポットをご紹介! ふらっと住って? ふらっと住とは、気になる場所に試しに”ふらっと”住むことができる新しいライフスタイルです。 約1か月間と期間を短く設定することで、「まずその土地を知り、関係性を築く住んでから拠点考える」ことから始め、自分の新しいふるさとをつくることが可能になります。 応募の流れ 以下のフローに沿って、ふらっと住を体験していただきます。 ご注意事項 ・当選発表は、当選者へのダイレクトメッセージをもってかえさせて頂きます。 ・浜松までの交通費はご自身で負担いただきます。 ・万が一滞在中に問題を起こした場合は、キャンペーンを中止する場合がございます。 ・ふらっと住期間中に浜松を一時的に離れることも可能ですが、最大3日間までとします。 ・本キャンペーンは20歳以上の方に限ります。 ・期間中は弊社スタッフも常駐しておりますので、何かあれば直接相談することも可能です。 オンライン質問会やります! キャンペーン開始に合わせ、「ふらっと住ってよく分からない!」「もっと詳しく知りたい!」そんな方のためにオンライン質問会をTwitterのライブ配信にて実施致します。 それに伴い、事前の質問受付も開始致します!! * 質問会に関して ────────────── 1.開催日: 2020年3月5日(木)19時〜  20時 2.参加方法: flatoのTwitterアカウント(@flato_iju)にてTwitterライブ配信を行うので、 flatoのTwitterアカウント(@flato_iju)をチェックの上、19時になったら、そちらよりご参加ください。 ※顔出し必須ではありません。ラフな感じの配信となるため途中からでもお気軽にご参加、ご視聴ください♪ 3.内容: ・ふらっと住について ・滞在先(365BASE)について ・浜松市について ・頂いた質問に対する回答 ※内容は変動する可能性がございます。予めご了承ください。 キャンペーンに応募しようか悩んでる...っという方は、ぜひこの機会に是非不安なところを解消してください ♪ * 事前質問受付に関して ────────────── 上記開催に合わせて、事前に今回のキャンペーンに関する質問を受付致します。 事前質問に関しては、以下にて受付致します。頂いた内容は、質問会当日にご回答させていただきます!! 事前質問はこちら 匿名での質問が可能です! 「キャンペーンに応募しようか悩む…」、「ふらっと住自体がよく分からない」という方はぜひこの機会に不安なところを解消してください♪

【移住者に聞いてみた】「地域に根ざした仕事がしたい!」石川県加賀市在住 篠崎健治さんが掴んだ念願の夢

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今回のflatoの移住者インタビューでは、石川県加賀市在住の篠崎健治さんにお話を伺いました。 幼い頃から地方への関心が高く、全国転勤の銀行員として充実して働きながらも、「地域に根ざした仕事をしたい」という夢と葛藤していた篠崎さん。 加賀への移住につながった”偶然の出会い”について語ってくれました。 地域に密着したストレスフリーな生活 ー現在の仕事について教えてください。 フリーランスとして、まちづくりや場づくり関連の会社でコンサルタントをしたり、不動産設計会社でバックオフィスを担当したり、前職(銀行員)の知識を活かして会計事務もしています。 また、まちの産業観光イベントの事務局として、地域を盛り上げるためのイベントの企画を務めるなど、幅広い活動をしています。 ーかなり幅広い活動で忙しそうな印象を受けますが、普段はどのような生活をしていますか? 平日休日関係なく仕事をしていて、どの仕事にも熱を注げるように1日ごとに作業内容を分けながら働いています。 休み無しのハードなスケジュールというわけでもなく、セルフマネジメント力が必要ですが、フリーランスならではの柔軟な調整でストレスを溜めない生活が送れています。 ー生活の中で、特に気に入っているポイントは何ですか? 「山中温泉」という温泉街の共同浴場『総湯』です。 家が温泉街に近いこともあり、自宅の風呂かのように頻繁に利用しています。 仕事で疲れた体を癒やせるだけでなく、地元住民とすぐに打ち解けられ、「地域に密着している」と実感できるので気に入っていますね。 ーそれは面白いですね。 例えば、商売を営む方と話すと、加賀市に根付いた商売文化を理解することができますし、知らず知らずのうちに住民の小話が聞けるのも、ローカルならではの面白さです。 「地域のためになる仕事がしたい」葛藤の銀行員時代 ー前職では、銀行員として金融機関に勤めていたそうですね。 はい。大学では経済学を専攻し、また、兄と姉が銀行員だったこともあり、この仕事に就きました。 ー入社まもなく秋田県に住むことになったそうですが、見知らぬ土地へ行くことに抵抗はありませんでしたか? いえ。むしろ、全国各地で働きながら生活ができる制度に惹かれて就職したので、すんなりと受け入れることができました。 生まれも育ちも横浜で、幼い頃から「地方ののどかな自然や雰囲気を体感してみたい」と漠然と思っていたんです。 ー都会にはない、地方ならではの魅力を感じてみたかったんですね。 そうですね。実際に住んでみると、雪が降る光景に感動したり、秋田県民の人柄を知れたりと刺激的な毎日でしたね。 一方で、シャッター商店街の景色や人の少なさを目の当たりにし、衝撃を受けました。 このような光景はニュースで見たことがありましたが、リアルに地方衰退問題の深刻さを痛感させられ、そこから「自分がこのような地域のためにできることはないか」と考えるようになりましたね。 ーその想いが強くなったきっかけは何ですか? 偶然、秋田で東京の高校時代の同級生に会ったことです。 彼は、自ら興味を持って地元でもない秋田に訪れ、地域を盛り上げようと地域おこし協力隊として活動していました。 詳しく話を聞き、その壮大な活動内容や活動に対する想いをいきいきと語る彼の姿に、僕の胸が熱くなったんです。 そこから「自分も地域のためになる活動がしたい!」という想いがはっきりと芽生えました。しかし、すぐには実行できず、「会社を辞める勇気なんてない」とただ悶々とするばかりでした。 偶然見つけた投稿をきっかけに叶えた、理想の働き方 ーそんな中、今度は福井県に転勤することになったそうですね。 はい。知らない土地で新たな発見やつながりを得られると思うと、ワクワクが止まりませんでした。 実際に生活してみると、福井は秋田よりも規模の小さい地域だったので、住民との関係性を早く深められ、友達もすぐにできました。とても居心地が良かったですね。 ー秋田とはまた違う生活を体験できたんですね! ですが、仕事の面では、次第に仕事自体のやり方に違和感を持つようになりました。慣れが生じてしまったせいか、上司のハンコをもらうことに意識が向いてしまって、お客さんのためになっているかどうかに悩みを抱えるようになりました。 仕事自体は楽しかったのですが、職場では心の拠り所となる仲間が一人もいなく、息苦しさを感じていたんです。 ー生活と仕事にギャップがあったのですね。 そうですね、そこで「地域に関わる仕事だったら楽しんで働けるはずだ」と、思い切って 働き方にシフトすることを決意しました。 ちょうどそのころ、「銀行員の仕事は安定している反面、将来の道筋が逆算的に見えてつまらない」と感じていたので、ちょうどよい機会だと思いましたね。 ーそこから、石川県加賀市への移住に至ったきっかけを教えてください。 友人がFacebookでシェアした、『Next Commons Lab』という団体の投稿をたまたま見たことです。 投稿には「ポスト資本主義」「移住先で自ら生業を作る」といったプロジェクトの内容が書かれてあり、見た瞬間に「こういうのがやりたかったんだ!」と気持ちが高ぶったのを覚えています。 また、拠点の石川県加賀市は福井に近かったため、「コミュニティとも継続して関わることができる」と思い、説明会に参加してみることにしました。 そこからトントン拍子で採用が決まり、気がついたら1ヶ月後には移住。今までやりたかったことが一瞬にして叶ったので、驚きましたね(笑)。 目的意識を持って移住の実現へ ーついに、長年抱えていた夢の実現に乗り出したんですね!実際に移住してみてどうでしたか? はじめは、仕事に慣れるのに苦労しましたね。 最初に担当したのは、地域おこし協力隊の制度を利用した「移住起業家を募集する」仕事。加賀市に移住して間もない自分にはハードルが高く感じられました。 実際、経験やノウハウがないまま、移住者を呼び込む施策を考えるのはとても大変でしたが、やりがいがあり楽しかったです。 ー移住前後で、自身にどのような変化がありましたか? 仕事に対する意識が明確に変わりました。 たくさんの人や環境に触れていくうちに、本当に自分がやりたかったことが何かが少しずつわかるようになりました。地域を元気にするのは「ヨソ者・若者・馬鹿者」とよく言われますが、自分の中であんまりしっくり来ていなくて、本当は全部逆だと思っています。自分のような移住者は、いかに地域に寄り添いながら、地元の人・コト・モノをいかに輝かせるかが大事だと考えています。地域に足りないものを突きつけるのではなく、一緒に探せるようにフットワーク軽く精力的に仕事に励んでいます。 ーありがとうございます。今、移住を検討している人に伝えたいことは何ですか? 「移住の目的を明確に持とうとすること」ですね。 移住は一つのライフイベントで、誰もがすぐに実行できるものではないでしょう。実際に、私が約5年間も想いを抱いていたように、新たなスタートを切るまでにとても長い年月がかかりました。 しかし、「なぜ移住をしようと思ったのか」「移住したら自分はどうありたいか」を考えたことで、次第に目的意識を持つようになり、確かな行動に変わっていったんです。移住は、ゴールではなく手段であって、人によっては長い人生における実験の一つくらいなのかもしれないので、ビジョンを持つこと(今はなくてもビジョンを持とうとすること)が大事だと思っています。 試しに、「どうありたい?」と「なぜ?」を持ってみることから始めてみてください。自分の中で、何かしらの変化が生まれるかもしれません。 ―最後に、移住を検討するどんな方の相談に乗れると考えていますか? 地方での仕事の作り方に興味があったり、テレワークをきっかけに地方移住を考えたりしている人、また、かつての自分のように今の立ち位置に違和感を抱えている人です。 やりたいことを実現させるには勇気が必要ですが、実現後のイメージをポジティブに感じられる支えになりたいと思います。 また、相談を通して「一緒に働きたい」と思ってくれるような方が出てきてくれたら嬉しいですね! そんな仲間と、この記事を通じて出会えたら何よりの幸せです。 ▼flatoはこちらからアクセス https://flato.jp/ ▼篠崎健治さんへの移住相談はこちらから https://flato.jp/users/239/profile インタビュー:青木空美子 文:島内未来 編集:りこぴん

【イベントレポート】地域を知り、地域に入り込む暮らしとは??~次の暮らしを考える交流会~

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最近、地方移住への関心が高まる中で「地域や移住に興味はあるけど、地域になじむのは難しそう」と感じる方が多くなっています。 そんな不安を払拭するため、2020年8月5日にオンラインイベント 「地域を知り、地域に入り込む暮らしとは??~次の暮らしを考える交流会~」を開催しました。   これまでと同様、株式会社はじまり商店街様、同社代表の柴田大輔さん全面協力のもとイベントが開催しました。 今回のゲストは、「地方複住」「居候男子」という肩書きを持ち、今まで国内20の地域に滞在した木津歩さん。ユニークなアイデアで地域に溶け込む木津さんのお話は必見です! ▼flatoはこちらからアクセスhttps://flato.jp/ 「地方複住」で地域にコミットした事業を展開 最初に木津さんが語ったのは「居候男子」の実態と、地域住民との関係性を深めていく方法について。 「居候男子」のはじまりは、友人からの誘い。当時勤めていた建築設計事務所の仕事を辞めたタイミングで、「うちのシェアハウス住む?」と誘われたことがきっかけだったそうです。その後、別の友人からヘルパー募集を聞き、拠点を移動。 多拠点生活の楽しさに次第にハマっていき、「居候男子」と自身で名付けて活動し始めた木津さん。仕事は知り合いから紹介してもらったり自分で探したりしながら、国内各地に約1ヶ月ごとに滞在する生活をしていたそうです。 独立後に掲げたテーマは「地方複住」。根無し草のように各地を転々とする「線の滞在」から、以前訪れた地域を積極的に再訪する「円の滞在」へと移行していきました。 現在は、都内の映像制作会社『AOI TYO Holdings』にある事業研究開発チーム『Pathfinder』でテレワークをしながら、業務分野の1つの「地方」を担当し、事業の研究開発をしています。チームの中で木津さんは「ローカルリエゾン」という役割を担い、まちのコミュニティに関わりながら地域の現状や課題などをリサーチしたり、珠洲市の歴史を学んだりしているそうです。 さらに、珠洲市に友人が訪れた際には、まち案内や現地に住む人の紹介などもしています。 移住場所は、人のつながりで決めるのが木津流 ここからは、木津さんが参加者の質問に答えていきます。 ー『関係人口契約』って何ですか? 木津「まず関係人口とは、地方創生の文脈で近年注目されている、交流人口と移住人口の間の人口を定義したものです」 宮城「つまり旅行以上、移住未満ですね」 柴田「関係人口の言葉の定義はあいまいで、各自治体が解釈しながら使っているため理解するのは難しい」 木津「関係人口契約とは、僕が兵庫県香美町のNPO法人と結んでいる契約です。定義が曖昧な関係人口をあえて契約によって定めて、(主に遠隔で)様々なプロジェクトを一緒に進めています」 ー拠点を変えるときの決め手を教えてください。 木津「知り合いや友人の紹介ですね。『面白い』と思った人との交流に軸を置き、新しい発見を求めて多拠点生活をしています」 ー「円の滞在」(以前訪れた地域で再び暮らす)にしたことで、どのような変化がありましたか? 木津「地域に住む方の受け入れ方が変わりましたね。その地を離れてから仕事のお誘いをいただいたり、コミュニケーションの深度が上がったように思います」 柴田「会う回数とコミュニケーションによって、信頼度が上がりますよね」 ー珠洲市の魅力は何ですか? 木津「住民が皆、『珠洲市がどんな場所か』を詳しく語れること。エリアごとに独自の特徴や文化を持っていて、地域住民と話をする度に新しい発見があります」 ーこれから移動生活をする人に何かアドバイスはありますか? 木津「心と体の状態を保つことですね。1ヶ月おきに地域を移動する中で、次第に心と体が疲れていくので、生活のルーティンを守る必要があります」 柴田「拠点を移る前にあらかじめ次に訪れる地域とのつながりを作っておくのがいいですね」 ーどんな場所に住むのがおすすめですか? 木津「シェアハウスやゲストハウスがあるところですね。シェアハウスの仲間がいる安心感の中で、地域住民との交友関係・人脈を広げていくことができます。同時に、生活費や滞在費を抑えることができるのでおすすめです!」 地域に合うのは、人と関わることが好きな人 ここまでの時間でかなり盛り上がったため、パネルディスカッションが短くなったのですが、一つだけピックアップして回答しました。 こんな人が地域に合う 木津さんによると、「人付き合いが好きな人が地域に合う」とのこと。地域の規模が小さいほど関係性が深くなるため、交流やイベントへの参加を心から楽しめる人は合っていると考えています。 それに対し参加者は、「コミュニティ内での距離感は、地方都市くらいの規模の地域で取るのがちょうどいいのかもしれないですね」とコメントしました。 ------ これを機に、木津さんのような居候体験に興味や関心をもった方が多いはず。当社サービス『flato』では、木津さんに地方生活のことを直接相談ができるので、ぜひ一度サイトへアクセスしてみてください。 次の開催は8月25日、逗子のアットホームな雰囲気が漂う心地よいお店、「アンドサタデー」の庄司健吾さん、真帆さん夫妻に登壇いただいたイベントをレポートします!逗子を活気づける数々のイベントを開催したり、まちのガイドブックを制作したりと注目のゲストです。 お楽しみに! ▼木津歩さんへのオンライン移住相談はこちらからhttps://flato.jp/users/56/profile 文、グラフィックレコーディング:島内未来

【イベントレポート】地域とつながるはじめの一歩~自分に合った暮らし方・働き方・はじめ方を始めよう~

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テレワークが普及し始め、地方移住への関心が高まっている今、「地域や移住に興味はあるけど、何から始めればいいんだろう?」と思う方が多いのではないでしょうか。 そんな悩みを払拭し、より気軽にはじめの一歩を踏み出してもらえるように、2020年7月29日にオンラインイベント「地域とつながるはじめの一歩~自分に合った暮らし方・働き方・はじめ方を考えよう~」を開催しました。 第1回同様、株式会社はじまり商店街様、同社代表の柴田大輔さん全面協力のもと開催しました。 そして、今回のゲストは、東京と山梨で2拠点生活をしながら、はじまり商店街のコミュニティビルダーとして活躍する辻麻梨菜さん。辻さんの、はじめの一歩を踏み出すまでの過程や、踏み出した後のエピソードは驚くものばかりでした。 ▼flatoにはこちらからアクセスhttps://flato.jp/ 「地域とつながる」はじめの一歩を踏み出す方法 最初に辻さんが語ったのは、地域で仕事をする「きっかけ」(=はじめの一歩)や、踏み出すための具体的な方法について。 辻さんは、地元の山梨を軸に地域に関するイベントを多数開催していますが、もともとは東京在住で東京の会社に勤務していました。 そんな中、地元山梨で仕事することになったのは、以下の2つがきっかけだったそうです。・東京での勤務中「何のために働いているのか」と、自分の働き方に違和感を覚えた・母校の統廃合を知って心寂しくなり、「地元のために何かできることはないか」と考えるようになった はじめの一歩①:地域のイベントに参加する ここで、辻さんが実践した「はじめの一歩」を2つご紹介します。 1つ目は、”地域のイベントに参加する”こと。『Peatix』で地域に関するイベントに片っ端から参加し、宮崎県への移住希望者向けや子育て世代向けのイベントにも参加したこともあったそうです。 ですが、自分が参考にしたい「山梨を拠点に活動する人」が一向に見つからず困っていた辻さん。あるイベントで出会った方から、「理想像となる人がいないのなら、自分がやればいい」という言葉をかけられ、それをきっかけに「自分はどんなことがやりたいのか」「どのように活動を始めればいいのか」が少しずつわかるようになってきたそうです。 モヤモヤしていた中でもらった1つの言葉が、辻さんの背中を押してくれたのでしょう。「すでに実践している人の真似ばかりしなくて良い」ということに、参加者も深く頷いていたようです。 はじめの一歩②:「地元のために何かしたい!」と言い続ける 辻さんは、地域で仕事がしたいと「思う」だけでなく、「地元のために何かしたい!」と周りの人に言い続けたことで、思い描く活動が実現していきました。 はじめて企画・開催したのは、以前働いていた東京の会社の山梨出身者だけで集まる「山梨飲み」。月に1回、都内で山梨ご当地料理が楽しめる店「山梨居酒屋」を会場に、同じ県民同士で交流を深めつつ語り合う場を開いていたと言います。 その後、地元商店街のワークショップにゲストとして登壇。当時はまだ何も理想を形にできていなかった段階で、「私はこんなことを実現させたい」とひたすら熱く語ったそうです。 このイベント登壇によって、若い世代を応援してくれる人や地域活性を望んでいる人がたくさんいることを知り、「地域のためにもっと頑張りたい」と活動意欲が増した原点となったと辻さんは語りました。 熱い言葉が人々の心に届き、次第に辻さんの大きな原動力に変わっていったんですね。 チームワークの良さが光る、地域愛にあふれたイベント作り   その後「Yamanashi LOOPS」と名付けて、都内の山梨出身者や山梨愛好家の人たちが集まるイベントを開催。山梨に関する情報を共有したり、実際に山梨に赴いて暮らしを体験するコンテンツを作っていたそうです。 しかし、当時は東京のみでの生活。このような活動と東京での仕事との両立は難しく、この頃から山梨との二拠点生活を検討し始めました。 そんな辻さんのですが、はじまり商店街のイベントこそがターニングポイントとなったそうです。 イベントで、東京と山梨の二拠点生活をしているゲストに出会ったり、柴田さんに声をかけられてイベントを企画運営したりと、はじまり商店街が今の辻さんの一部となっているのです。 実際に運営に携わったメンバーは今でも辻さんと活動を共にするほど、それぞれが地元の魅力を再発見し、「地元を盛り上げたい」という気持ちが高まった機会になったそうです。 念願の二拠点生活を実現 柔軟な働き方が可能な会社へ転職し、東京と山梨の二拠点生活をスタートさせた辻さんですが、とあるイベントをきっかけに「移住者と地元住民の間に見えない壁がある」と気づいたそうです。 北杜市の人は移住者を「新住民」、地元住民を「旧住民」と呼ぶことを知り、「なぜ同じ地域の住民を、いつ住み始めたかで区別するのか」と違和感を覚えた辻さんは、自分自身が地元民でありながら地元の外でも生活した両者の感覚をもつ「ムラサキ」な存在であることに気づきました。 紫色が赤色と青色を混ぜてできるように、地元住民でありながら地元外の感覚両方を持つ辻さんのような存在は、北杜市に限らず多くの地域で必要とさせるはずです。 辻さんの記事「私は、ムラサキ。」http://tenro-in.com/mediagp/87571 ムラサキ人材としての活動 辻さんがムラサキ人材としておこなった最初の活動は、「お寺のこれからを考える会」の開催。 昔、お寺は地域に密接した活気のあふれる場所でしたが、今はほとんど利用されなくなっているという問題に着目して開いたイベントです。 「お寺を活気あふれる場所にするにはどのように工夫すれば良いか」を地元住民と移住者が一緒に話し合い、アイデアを出し合うことで、新旧の壁を越えた関係を築けたそうです。 また、初回の企画に留まらず、「白州に居酒屋のような場所があったらなあ」という住民の声をもとに、新たなイベントを開催。 ”白州には居酒屋が少ないけど、いざ作るとなると騒音が生まれて近隣に迷惑がかかる”という問題を考慮し、空きスペースを使った交流会を地元住民と移住者と共におこないました。 イベントが好評だったこともあり、そこから発展して、「住民みんなでまちづくりについて考える会」が生まれたそうです。 目下の目標は、白州のプラットフォーマーになること。その活動の一つとして、はじまり商店街でイベントを多数開催しており、それらのイベントを見て宮城は「好きなことを発信するって一番継続できる力ですよね」とコメント。 辻さんの地域愛あふれる積極的な活動は、きっと多くの人の心に届くのでしょう。 コミュニティマネージャーとして白州をさらに盛り上げる 加えて、辻さんは多拠点居住のできる新しい賃貸サービス「niclass」のブレンダーも担当しており、その中で各地域を盛り上げていくことが今後の展望だそうです。 その活動の1つが「暮らしを体感できるデリ」。地元の農産物を扱った料理から地域の暮らしや歴史に触れられる店を作ることで、空き家を利用した新しい商いの場所を増やし、人通りの少なくなった通りに活気を取り戻すというものです。その構想の実現が今から楽しみですね。 辻さんの活動を伺ったあと、参加者との質疑応答がおこなわれました。 「イベントを開催する上で、集客に不安を感じないのですか?」 もちろん不安です。はじめは、確実に参加してくれる人を予め確保して集客の不安をやわらげるなど工夫をしていました。 その後、「地元愛」をテーマにしたイベントで、予想以上の参加者が集まってくれたことで自分の活動への自信になり、不安は次第になくなっていきましたね。 「新住民と旧住民をつなげるときに生じる壁について、どう思っていますか?」 無理に両者の関係性を深めようとは思っていません。交流したいと思う人もいれば、交流を求めない人もいますから。 その人たちの気持ちを考慮しながら活動を広げていくことは、今も難しい点だと感じてます。 柴田さんと宮城は辻さんの一連の話を聞いて、「行動力がすごい!」と驚いていました。 続けて宮城が「ムラサキ人材と交流することで、移住の不安も和らぎそうですね」と言うと、「実際に、自分自身がムラサキ人材を探していたという過去の経験もあり、これからはそのような悩みを抱える多くの人の支えになりたいと思っています」と今後に対する自身の想いを語ってくれました。 そして当時の苦労から、「活動前にflatoがあったら絶対利用していた」と辻さんがコメントしてくださいました。そんな『flato』に少しでも興味を持った方は、ぜひ一度サイトへアクセスしてみてください。 次回は、「地方複住」「居候男子」というユニークな肩書きを持った木津歩さんに登壇いただいたイベントについてレポートします! お楽しみに!   文、グラフィックレコーディング:島内未来